Amika IKEBUCHI
Toronto Clinical Training Program
トロント大学小児病院Sickkidsで2週間研修に参加してきました。研修中はSickkidsで働いておられる薬剤師の方々から講義やトロント大学の薬学部の授業を受けたり、妊婦・授乳婦に対する電話相談窓口を見学したり、最新の治療方法や研究を発表シアターで聞いたりと盛りだくさん経験をした2週間でした。
右の写真は病院の中の様子です。かわいらしくテーマパークのようでした。また、院内のいたるところに、実際に病気と闘っている子供たちの写真と「VS」という言葉の入ったポスターが貼られていました。子どもたちは病気と闘う戦士、医療スタッフは彼らのサポーター、一緒に病気をやっつけようというメッセージ性を感じました。
Ward experience: respiratory ward
私は病棟見学で呼吸器病棟へ行きました。私がSickkidsでカナダと日本の薬剤師の違いを感じ、カナダの薬剤師さんかっこいいなと一番思ったのはこの病棟見学をさせてもらったときでした。見学をさせてもらった日は日本では患者さんの少ない嚢胞性線維症(CF)の患者さんが外来に来られる日でした。外来で薬剤師が行っていたことは、患者さんが薬を決められたように飲めているのかを確認したり困っていることはないか聞いたりといったことでした。大きい錠剤を飲むことが苦手だと聞いた患者さんにはリキッドタイプやチュアブル錠があることを伝え変更を希望するかを伺って患者さんの意向を医師に伝えていました。日本の病院実習では外来の患者さんと接する機会がなかったので外来で薬剤師が患者さんと密に関わり処方の提案に携わっていたことは新鮮に感じました。
Toronto
放課後や休日は市内観光をしたりナイアガラの滝を見に行ったりしました。トロント市内には2週間ではまわり切れないほど観光スポットがたくさんありました。また、トロントには様々な人種の方々がおられたのでフードコートではいろいろな国の料理を食べることもできました。